Goby の使い方
Goby の起動
- まず最初に、M-x goby を実行して下さい。すると、画面一杯の新しいフレーム *goby* が現れます。Goby の機能は、常にこの *goby* フレームで利用して下さい。*goby* フレームの中には、*goby scratch* という落書き用のバッファが、編集モードで用意されています。
- 任意のバッファのマイナーモードを Goby にするには、M-x goby-mode を実行して下さい。
- ".gby" という拡張子を持つファイルを C-xC-f で読み込むと、自動的にメジャーモードが Text、マイナーモードが Goby になります。
編集モードの使い方
- 基本
- マイナーモードが Goby のとき、すなわち編集モードのときは、行頭のタブの数によって、フォントの大きさと色が決ります。
- タブを挿入するには、TAB か C-i と入力します。
- 字体と色
- リージョンの文字列に対し、以下のコマンドが使えます。
- C-c;f: ゴシックと明朝の入れ替え。Helvatica、Courier、Times の入れ替え。 (矩形対応)
- C-c;r: 色の入れ替え (矩形対応)
- C-c;o: 色の指定 (矩形対応)
- C-c;p: 大きくする (矩形対応)
- C-c;n: 小さくする (矩形対応)
- C-c;y: フォント、大きさ、色をそのレベルに合わせる。ペーストしたリージョンをレベルに合わせるのに便利
- 画像
- C-c;i: 画像を挿入する
- C-uC-c;i:縮小率を指定しながら画像を挿入する
- 画像の縮小率は、画面の「幅」に対する百分率(例 40)か、 画面の「幅」に対する分数(例 400/1024)です。画像の大きさに対する縮小率は提供しません。違う大きさの画面で見たときに、バランスが崩れるからです。
- C-c;s: 画像の縮小率を変える (画像の上で利用)
- 箇条書き
- C-c;*: 箇条書記号を入れる
- C-c;I: リージョンに対し箇条書記号を一括で挿入する
- 装飾
- C-c;-: 横棒を引く
- C-c;c: 文字列や画像を中央に揃える
- C-c;": ポーズマークを入れる
- 数式
- C-c;m:リージョンの文字列を times の斜体にする
- C-c;^:リージョンの文字列を小さくして上に移動させる (巾乗) (矩形対応)
- C-c;_:リージョンの文字列を小さくして下に移動させる (矩形対応)
- C-c;C-p:リージョンの文字列を上に移動させる
- C-c;C-n: リージョンの文字列を下に移動させる
- C-c;2: Latin 1 の 1/2 を挿入する
- C-c;3: Latin 1 の 3/4 を挿入する
- C-c;4: Latin 1 の 1/4 を挿入する
- C-c;.: Latin 1 の ・ を挿入する
- C-c;x: Latin 1 の × を挿入する
- C-c;/: Latin 1 の ÷ を挿入する
- その他
- C-c;v: 表示モードに入る
- C-c;#: PostScript ファイルを作成する
- C-c;@: スクリーンダンプを取って、HTML を作成する
- C-c;l: Control-L を挿入する
- C-c;h: フレームをアイコンにする
- C-c;C-l: 現在の行を一番上へ
表示モードの使い方
- 編集モードで C-c;v と入力すると表示モードに入ります。
- 文字の位置にマウス・ポインタを移動させると、その周りの文字列がハイライトされます。
- 表示モードには以下のコマンドがあります。
- SPC: 次のポーズか、次のページへ
- DEL: 前のページへ
- BS: 前のページへ
- n: 次のポーズか、次のページへ
- p: 前のページへ
- 下矢印:次のポーズか、次のページへ
- 上矢印:前のページへ
- 左クリック:次のポーズか、次のページへ
- 右クリック:前のページへ
- <:第1ページへ
- >:最終ページへ
- 中クリック:その URL のページをブラウザに表示 (Mac では Apple + クリック)
- i: 編集モードへ戻り、フレームをアイコンにする
- q: 編集モードへ戻る
- C-s:単語の前方検索
- C-r:単語の後方検索