KAMEプロジェクト平成14年情報化促進貢献企業等表彰
山本和彦
KAMEプロジェクト テクニカルリーダー
ある日の朝、会社に向かって歩いていると、携帯に村井さんから電話がかかってきた。
村井:「あのさぁ、情報化月間ってのがあって、 KAMEプロジェクトが表彰の対象になっているだけど、受ける気ある?」
山本:「国が表彰してくれるんですか?」
村井:「そう。たぶん、総務省」
山本:「表彰を受けて悪いことが起きないんだったら、受けてもいいんじゃないですか?」
村井:「今時悪いことは起きないよ。じゃ、10月1日は空けておいて」
情報月間の受賞者(社)は、 役人が推薦した人や企業を候補にして、情報化月間推進会議が決定するらしい。 紆余曲折あって、 結局 KAMEプロジェクトの表彰では代表の村井さんが賞状を受け取り、僕は付き添いとして式典に参加することになった。 表彰内容は以下の通り。
平成14年情報化促進貢献企業等表彰 (総務大臣表彰)
代表者 村井純
次世代インターネットプロトコル IPv6 の研究開発及び成果の公開を通じて、
IPv6 の研究開発、標準化及び実用化を国際的に先導し、 IPv6 の普及に多大
な貢献をした。
表彰式ってきっと正装だから、「カメ柄のネクタイで表彰されようプロジェクト」が立ち上がったのは言うまでもない。半分冗談めかして知り合いに語ったところ、本当にカメ柄のネクタイを探してくれた。 東京駅の中にあるタイラックに、黄色、ピンク、ワインのカメネクタイがあるという。
時間を見付けて行ってみると、確かに 3 色のカメネクタイがあった。黒いスーツに似合うのは、ファッションセンスのない僕が考えてもワインしかない。僕だけ買うと、村井さんに「なんで俺のがないんだ」と言われるのは目に見えているから、村井さんの分も購入した。
当日、全日空ホテルの控室でカメ柄のネクタイを村井さんに渡すと、村井さんは喜んでネクタイをつけてくれた。 いよいよ式典。賞状を渡して下さった方が、ネクタイの柄に気付いたかどうかは分らない。僕の役目は写真を撮ることだろうと思い、記者に負けずにステージに近寄って撮影。
式が終ってから村井さんとお揃いで記念撮影。
この賞の受賞で、KAME プロジェクトの何かが変わるとは思わないが、地道な活動が評価されたことは、素直に嬉しいと感じる。