神子元(2003/10/26)

土曜に JWALL でクライミングをやる。 最近、スラブに重きをおいていたので、ルーフが登れなくなっていた。 がーん。 修行が足りませんなぁ。

夕食を済ませて、富戸へ向かう。 夜だと道がすいているので快適だ。 最後にローソンに立寄ると、ベルギービールを売っていた。 栓抜きがないと分っているのに買ってしまう。

ドルフィンウェーブに着いて風呂に入り、その後ビールタイム。 やっぱり栓抜きが見付からず、 外に出てその辺のものを使って蓋を開けようとする。 結局、椅子の足の先で開けるが、 案の定ビールは吹き出してしまう。 シュワシュワいっている瓶を無理やり口に含んで飲む。 温度が高いせいか妙に甘い。 一生懸命飲まないといけないので、これだけで酔っぱらった感じ。


神子元

日曜は、7:30 に富戸を出発し神子元へ。 土曜は初心者がいるということで、日曜にしたのに、 今日も30本の初心者が約2名いる。 大丈夫か?

金曜はハンマーの群+マンタが見えたらしい。 土曜はハンマーの群を見つけたとたんに一人が浮き上がってしまい、 みんなそちらに気を取られて、 ほとんどの人が見れなかったようだ。 そのせいか、今日は辺さんの指示が細かい。 僕ら以外のメンバーは、ビビッている感じだ。

それにしても今日はいい天気。 見渡す限りの青空に、綿をちぎったような雲がいくつか浮かんでいるだけ。 気温も心地好い。 しかし、海の中は寒いだろうと思い、購入した Bism のインナーを着る。

福丸号へ乗り込み、神子元島へ。 今日は海が穏やかだ。 なぜだか今日はトビウオや海鳥が少ない。

カメ根について、みんな手際よく飛込む。 海面で集合し、一気に潜行。 初心者もちゃんと潜行してきた。偉い偉い。

大きな根を右に見ながら、流れをかわしにいく。 アオリイカが 3 匹、フワフワと浮かんでいるのが見える。 右前に大きな魚も出てきた。 磯マグロかと思ったら、ブリだそうだ。

しばらく進んで左にある岩を回り込もうとしたところで、 辺さんが戻り始めた。 一緒に戻ってみると、海底にウェイトが落ちている。 げげげ。 上を見て探すけれど、どこにも浮き上がっている人はいない。 でも人数を数えると、やっぱり男性が一名足りない。

あーあ、これでこのダイビングは終了かなと思ったが、 辺さんは船に拾ってもらっていると信じて続ける作戦に出た。 しかし、いなくなった人のことが気になるので、 ハンマーどころではない。 結局、ハンマーは見付からずに浮上。

海面に浮いて、船に拾ってもらう間に聞くと、 随分早い段階でウェイトが外れたので浮上し、 外れたウェイトは女性が運んで来たらしい。 そんなことを理解するのは、あの状況では無理。 ホワイトボードに書いて説明するとか、 浮き上がりそうになったときにカンカン鳴して知らせるとか、 いろいろできたでしょう? 今すぐ、指し棒を買ってきなさい。 ちゃんと船に拾ってもらっていたのはよかったけれど、 かなり不完全燃焼なダイビングだった。

一旦港に戻り、タンクを換えてすぐに折り返す。 ウェットを脱ぐと船の上では着られなくなるので脱げないから、 長い時間上半身が締め付けられて苦しい。 このまま行くと、気分が悪くなるなと思うが、どうしようもできない。

ポイントに着いたので、みんな飛込む。 どうもハウジングに海水が入ってきているようなので、 今回はカメラを持っていかない。 潜行後すぐにカスミアジが出てきた。 ロウニンアジかと思っていたので、青色を確認するのを怠ってしまう。

白黒の縞模様のイサキや、 黄色い線が印象的なタカベの大群がいる。 なんか魚影が濃いし、見慣れない場所なので、 辺さんはハンマーを狙っていないような気もする。

突然ブリの大群が出現。 やっぱりヒラマサとの区別はつかないなぁ。 しばらく行くと、何か白くて大きくて長い魚がいる。 黒いやつもいる。 慌てて近寄ろうとすると、 左のふくらはぎをつってしまい、 直すに必死でよく見れなかった。 あとで聞いたらクエだそうだ。 え、でもクエってこんなに細長いのかなぁ? それにしても、サメと見間違うほどでかかった。

そして再びブリの大群に会う。 もっと透明度がよければ壮観なんだろう。

水中では寒くて腕が震えていた。 また、胸の締め付けがきつく、吐気がする。 安全停止をしているときは、今にも吐きそうだった。

船に上がり、上半身のウェットを脱ぐ。 でも、インナーさえも締め付けている感じで気分はよくならない。 陸に上がり、温水のシャワーを浴びて、 胃が動き出したら回復した。

後で浮き上がった男性に聞いたら、大きなネコザメもいたらしい。 ちゃんと教えてよ。 いいから、指し棒を買いにいきなさい!

メモ


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