黄金崎(2003/10/19)

ネジリンボウを見に黄金崎へ行く。 6:30 に長津田を出発。 海老名で朝ごはんを食べ、 沼津まで東名を走る。 いい天気だ。 まだ雪化粧していない富士山もよく見える。

沼津から黄金崎へは約40km。 伊豆の中央にある有料道路を 3 つつないで、ひたすら南へ。 途中で遅い車に頭を押さえられたりしたけれど、 到着したのは予定していた 9:30 過ぎだった。

軽いブリーフィングの後に、手すりにそって海に入る。 予想以上に寒い。 下を見るとソラスズメやキビナゴいる。 特にキビナゴは、日の光を受けてとても綺麗だ。 少しだけ水面移動して潜行開始。

ウェイトは 4kg だけと簡単に沈んでいける。 ところが、耳が抜けない! 鼻風邪が完治しておらず、 グズグズいっているので、アゴの筋肉を動かすだけだとダメ。 仕方なく少し浮上して、鼻を摘んで強制的に耳を抜く。 うーん。今日は苦しいダイビングになりそうだ。

黄金崎公園ビーチは、 岸に近いところは岩がゴロゴロしており、 その向うが砂地になっている。 その境目を左に進んで行く。

潜行後すぐに、ヨウジウオ、ウツボ、ダテハゼを見る。 最初にガイドが教えてくれたのはヨコシマクロダイの幼魚。 こんなに可愛いのに、成魚はいかめしい顔付きになるのはどういうことだ。

進んでいくとエビと共棲しているダテハゼをたくさん発見。 写真を撮っていると、青白く尾ビレがヒラヒラしたハゼがいる。 あ、ハナハゼだ! なんと、ダテハゼの巣に居候している。 よく見ると、ハナハゼはあちこちにいる。 このビーチはハゼの団地のようだ。

さらに進むと、他のグループが砂地にカメラを向けて写真をバシバシ撮っていた。 何だろうと思うけど離れているとよく見えない。 しばらくハゼの写真を撮り、 戻ってみると僕達のグループが写真を撮っている。 近づいてよく見るとウミテングのペアだった。 かわいい!

砂地に一つ岩があり、また他のグループが集まっている。 しかし何なのかよく分らない。 そうこうしているうちに、呼び戻されたので、そちらを見るとネジリンボウがいる。 とっても人に慣れており、30cm まで近づいても逃げない。 かぶりつきで写真を撮る。 これで、今回の目的は果たせた感じだ。 事故でネジリンボウが引っ込んでしまったので、 残念だけと別れを告げて移動。

岩に戻るとガイドがゴミのような小さいものを指す。 オウモンイザリウオらしい。 え、こんなに小さいの? こんなイザリウオなら、いらない...

さらに進むとコカ・コーラのカンが埋めてあって、何かいるらしい。 でもガイドが指したのが、コカ・コーラなのか、 目の前にいる見たことないハゼなのか分らないので、 目の前のハゼを追跡し、 止ったところを撮る。

戻ってきてコカ・コーラのカンを見ると、 山吹色のハゼがちょこちょこ顔を出している。 ミジンベニハゼというらしい。 とっても臆病でなかなかカンから出てこない。 被写体にするには小さいので僕は写真を諦めてしばらく待つ。 出てこないので移動を開始すると、出てきた。 遠目にしばし眺めて、岩のある浅瀬へ向かう。

鼻風邪のせいで耳抜きがうまくできないし、 寒さのためかずっと後頭部が痛い。 しかも、空気が胃に入ってしまって吐気がする。 浅瀬を戻ってくるときは、ずっと気分が悪かった。 もうすぐ手すりだというところで、我慢できなくなり、 ガイドに告げて浮上する。 気が付くと寒い海の中に 60 分もいた。 長過ぎるね。

外の空気を吸って一安心。 すぐに上がって、体を締め付けているスーツのチャックを緩め、 温水のシャワーを浴びる。 でも、体の芯から暖まらないので、 長い時間湯船につかっていた。 悪い条件が重なっているので、2本目は潜るのを止める。

弁当を食べた後、 芝生に横になって睡眠。 気が付くと 2 時間寝ていた。 2 本目は沖に出るコースだったので、 ネジリンボウはいないのだろうと思っていたが、 みんなは沖を左に移動し、戻ってきてまたネジリンボウを撮影していたらしい。 潜水時間は 70 分。 長す過ぎない?

ログ付けなどをしていると、黄金崎を後にするのは 17:30 ごろになってしまった。 沼津で昼食を済ませ、 清算のために途中で小銭を作って足柄に集合。 厚木付近が事故で渋滞しているというのに、 また 21:00 に事故が起きたという。 しかし、2車線は流れているようなので、渋滞に突っ込んでいく。 僕達がそこを通るころには渋滞は解消されており、 綾瀬バス停付近が混雑している程度だった。 長津田に着いたのは 22:40。 長旅だったねぇ。


メモ


Email: kazu@mew.org
URL: http://www.mew.org/~kazu/