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3.6 アドレスの補完(1)

アドレスの補完(1)では、アドレス帳の展開規則、アドレス帳の個人情報、 および送信時に学習されたアドレスで登録されたアドレスは、 ユーザ名(短縮名)が一意であることが前提となっています。

たとえば、以下のように「展開規則」を設定したとします。

 
pooh:           winnie-the-pooh@example.net

Draft モードのヘッダ内で、かつ、アドレスを書くべきフィールド上で、しかも、 1 文字以上の文字列が前にある場所で ‘TAB’ を打つと、アドレスの短縮名 が補完されます。

 
To: piglet@example.org, 
        po‘TAB

このように ‘TAB’ を押すと、(他に候補が無ければ) "pooh" まで補完され ます。

 
To: piglet@example.org, 
        pooh‘TAB

もう一度 ‘TAB’ を押すと "winnie-the-pooh@example.net" に展開され ます。

 
To: piglet@example.org, 
        winnie-the-pooh@example.net

"@" で終る文字列は強制的に展開します。たとえば、以下のように似たような 短縮名があった場合を考えて下さい。

 
pooh:           winnie-the-pooh@example.net
pooh-pooh:      pooh-pooh@example.org

"pooh-" まで入力すれば、"pooh-pooh" まで補完できることは明らかです。し かし、"pooh" までだと、"pooh" を「展開」するのか、"pooh-pooh" まで補完 するのか分りません。"pooh" を "winnie-the-pooh@example.net" に強制的に 展開するには、以下のように ‘@’ を挿入し、‘TAB’ を押します。

 
To: pooh@‘TAB

強制展開は、‘@’ を挿入せず、‘M-C-e’ を押しても実行できます。

上記の説明は、送信時に学習されたアドレスにもあてはまります。

「個人情報」の書式では、アドレスが順に置き換えられていきます。以下の例 を考えて下さい。

 
kazu    kazu@example.org, kazu@example.net    Kazu-kun  "Kazuhiko Yamamoto"

kazu がどう変化するのか見てみましょう。

 
To: kazu‘TAB

"kazu" の後で ‘TAB’ を打つと、"kazu@example.org" に置き換わります。

 
To: kazu@example.org‘TAB

次に "kazu@example.org" の後で ‘TAB’ を打つと、"kazu@example.net" に 置き換わります。

 
To: kazu@example.net‘TAB

さらに "kazu@example.net" の後で ‘TAB’ を打つと、 "kazu@example.org" に戻ります。このように ‘TAB’ を押すと、アドレ スが循環的に置換されます。

アドレスを決定した後は、正式名称が付加できます。

 
To: kazu@example.org‘M-TAB

このように ‘M-TAB’ を押すと、以下のように正式名称が付加されます。

 
To: Kazuhiko Yamamoto <kazu@example.org>

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