拡張子の導入

Mew では、これまでメールのファイル名として整数(通し番号)を用いてきました。たとえば、"123" です。

Mew 5 からは、これに加えて、整数に拡張子 ".mew" が付いたメールも扱えます。たとえば、"123.mew" です。

両者は共存できます。たとえば、"123" と "124.mew" が同じフォルダにあっても構いません。番号部分が同じメールが存在した場合、拡張子が付いた方が優先されます。たとえば、"123" と "123.mew" が同じフォルダにあれば、"123.mew" が優先されます。

mew-use-suffix を t にすると、新しく保存されるメールに拡張子が付くようになります。

(setq mew-use-suffix t)

導入理由

拡張子を導入した理由は、OS が提供する検索機能と連動するためです。

移行

既存のメールに拡張子を付けるには、"find" コマンドを利用できます。Windows では、Cygwinに付属する "find" を Cygwin の環境から利用して下さい。

まず、以下のようにテストします。既存のメールには手は加えられません。

% cd ~/Mail
% find . -type f -regex '^.*/[0-9]*$' -exec echo mv "{}" "{}.mew" \;

よさそうなら、以下のように find を実行し、拡張子を付けます。

% find . -type f -regex '^.*/[0-9]*$' -print -exec mv "{}" "{}.mew" \;

また、北口さんが制作した ruby スクリプトmewsuffix.rbも利用可能です。もちろん、Ruby が必要です。

テストモードで起動し、どういう作業がなされるかを見るには、以下のようにします。

% ruby mewsuffix.rb -v -t ~/Mail

実際に、既存のメールに拡張子を付けるには、以下のようにします。

% ruby mewsuffix.rb ~/Mail

Mew から検索機能を使う

使い方は、Mew のマニュアルにある「検索」の章を読んで下さい。