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1.6 パスワード

メッセージを送受信したり、PGP や S/MIME を使ったりする場合には、パスワー ドを訊かれることがあります。パスワードを入力する前に以下の条件のどちら かが満たされていることを確認しましょう。

どちらの条件も満たされない場合は、パスワードを入力しないで下さい。入力す ると盗聴される恐れがあります。

パスワードを何回も入力するのが面倒な人は、パスワードを保存する機能を利用 して下さい。2 つの方法があります。

  1. パスワードをメモリに一時的に蓄える。ファイルには書き出さない。
  2. パスワードをメモリに Mew が起動している間中蓄える。Mew/Emacs の終了時に、 パスワードを暗号化しファイルに書き出す。

1. の機能を利用するには、以下のように設定します。

 
(setq mew-use-cached-passwd t)

2. の機能を利用するには、GnuPG をインストールした後、以下のように設定し ます。

 
(setq mew-use-master-passwd t)

両方の変数が ‘t’ の場合、2. の機能が利用されます。

1. の機能:あらゆるパスワード(POP、PGP など)が一時的にメモリに保存され ます。パスワードが保存されている間は、パスワードの入力を省略できます。 保存されているパスワードは一定時間(通常は 20 分)が過ぎると消去されます。 ただし、保存されているパスワードが内部で利用されると、保存期間が延長さ れます(20 分に戻ります)。

2. の機能:Mew の起動時に、マスターパスワードを訊かれます。Mew はそのマ スターパスワードで、暗号化されているパスワードを復号化し、メモリに蓄え ます。たとえば、以前 POP のパスワードを入力していれば、それがメモリに蓄 えられていますから、次に POP のパスワードが必要な際、POP のパスワードの 入力を省略できます。はじめてマスターパスワードを利用する際は、確認のた めマスターパスワードを 2 回訊きます。また、たとえば POP のパスワードも 1 回だけ入力するように促されます。Mew の起動時に、間違ったマスターパスワー ドを入力することもあるでしょう。その場合、1. の機能を有効にしているなら、 1. の機能が使われます。有効でなければ、パスワードの保存機能は利用されま せん。

マスターパスワードを変更するには、Summary モードで ‘C-cC-m’ と入力 します。

メモリに保存されているパスワードは、暗号化されていません。そこで、1. ま たは 2. の方法を使う場合は、他の人に自分が起動した Emacs を触られないよ うに気をつけて下さい。もし席を空け、Emacs をよく知っている他の人に Emacs を操作された場合、パスワードを盗み取られる可能性があります。


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