Mew はメールを取り込む際に POP を利用します。 デフォルトの設定では,ローカルホストに POP サーバが上がっていると仮定しています。 もし別のホストで上がっている POP サーバ(以下の例では pop.foo.com)を利用する場合には,~/.mew.elで以下のように設定してください。
(setq mew-pop-server "pop.foo.com")
ローカルのメールスプールを利用したい場合には,以下の例を参考にして設定してください。 より詳しい情報は contrib/00readme を参照してください。
(setq mew-mailbox-type 'mbox) (setq mew-mbox-command "incm") (setq mew-mbox-command-arg "-d /path/to/mbox")
Mew のデフォルトでは,POP で取得するメールのサイズを 54KB に制限しています。 54KB 以上のメールの場合,上記のように表示してメールを全部取り込んでないことを知らせます。
Summary バッファ(メールの一覧)を見ると,そのメールの位置に T マークが付いています。 そこで I (大文字のi)を押すとメールを全部取り込みます。
この制限を外したい場合は,~/.mew.el に
(setq mew-pop-size 0)
を追加してください。
T マークはそのメールが一部しか取得できていないことを示しています(T は truncate の意味)。 詳しくは『3.2 「TOO LARGE, TRUNCATED BY Mew」と出てメールがきちんと読めない』を参照してください。
/etc/services に POP3 のサービスが登録されているか確認してください。 特に RedHat Linux と RedHat Linux をベースとしている Linux ディストリビューションの一部(TurboLinux 6.5以前や Vine Linux 2.1以前)では,POP3のサービス名が「pop-3」となっているので,~/.mew.elに以下のように設定してください。
(setq mew-pop-port "pop-3")
mew-config-alist を利用して設定をしている場合には,以下のように設定を追加してください。
(setq mew-config-alist
'(("default"
...
("pop-port" . "pop-3"))))
Mew はデフォルトで APOP を利用するように設定されています。 POP を利用する場合には,~/.mew.elに以下の設定を追加してください。
(setq mew-pop-auth 'pass)
mew-config-alist を利用して設定をしている場合には,以下のように設定を追加してください。
(setq mew-config-alist
'(("default"
...
("pop-auth" . pass))))
送信が遅い場合は +backup の中に,受信が遅い場合は +inbox の中にたくさんメールがありませんか? そうならそれが原因です。
Mew は,新しいメールの番号を得るためにメールの一覧を取ります。 たくさんメールがあると,この作業に時間がかかってしまいます。 これを回避するには,+inbox なら整理(refile)するか,+inbox を何か別の名前に変更しましょう。 +backup の場合は,別の名前に変更しましょう。
なお,この動作を高速にするために,次のメールの番号をキャッシュしておく方法が検討されています。
インストールした mewl コマンドにパスが通っていないために Emacs から mewl コマンドを呼び出せないのが原因です。
環境変数 PATH に mewl コマンドをインストールしたディレクトリが含まれているか確認してください。 なければ環境変数 PATH にインストールしたディレクトリを追加し,反映させた後に Emacs を再起動してください。
上記の方法以外に,~/.emacs に以下の設定を追加することで解決できます。 例えば,mewl が /usr/local/bin にインストールされている場合には
(setq exec-path (cons "/usr/local/bin" exec-path))
を追加します。
※exec-path は Emacs から外部プログラムを呼び出す際にコマンドを探すために利用されており,Emacs 起動時に環境変数 PATH を参照して初期化されます。